ポケモンGOの連れてくる未来

ポケモンGOが海外で話題騒然となって、いよいよ日本にも上陸か、と盛り上がっているみたいです。

このポケモンGO、Ingressっていうゲームを元にしたアプリで、位置情報をもとに、特定の場所に行けば、ポケモンに出会って捕まえることができたり、必要なアイテムを手に入れたりできるみたいです。

位置情報とAR「拡張現実」をミックスしたゲーム。
拡張現実というのは、実際にはそこにないけど、あるように見せる技術で、絵は下手くそ極まりないですが、こんな感じです。


そこにモンスターがあたかもいるように見える、という最先端技術。
これ、今はポケモンというアニメキャラクターやから可愛いもんですが、もっと映像クオリティを上げれば、JR大阪駅でライオンに遭遇したり、観覧車の向い席にマサイ族が座ってたり、ますます現実と仮想の境目をなくすことができます。

しかも、このポケモンGOは基本的にスマホのカメラを通して見る仮想ですが、ウェアラブル(着用できる)デバイスが進歩して、メガネで見れたり、コンタクトで見れる時代もそう遠くないのでしょう。

そして、AR(拡張現実)とともに、広がってきてるのがVR(仮想現実)。
最近話題になった、プレーステーションVRがまさにそれです。

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— プレイステーション公式 (@PlayStation_jp) 2016年7月14日

これなんかは、もう映画どころの騒ぎじゃなくて、外の情報を完全にシャットアウトするので、ここで見る映像を脳は完全に現実と認識するわけです。
もともと、脳の認識能力はそこまで高くなく、映画とかで手に汗握るのも、実際に起こっていると脳が認識しているから、ということですが。

もともと仮想と現実の区別ができないにせよ、これが発達すると、情報発信者の見せたいメッセージがより強く受信者に与えられることになります。そうです、より洗脳されやすくなる危険性もはらんでいると言えます。

それは1つの可能性として置いておいて、色んな楽しい使い方もできると思います。
寝たきりの老人や病気で動けない人が、行きたい観光地とかお祭りとかをリアルに感じて、楽しむことで元気になったり。
海に潜るのが怖くても、スキューバダイビングの視点を味わえたり。
講演会を、聴衆としてではなく、スピーカー目線を感じられたら、より話を自分のこととして聴けたりもすると思います。
そういう目線でいくと、なりたい自分のイメージを自分にインプットして、セルフイメージを高めるという使い方も凄く効果がありそうです。

情報量がますます増えて、リアリティも増す。
そんな時代だからこそ、どの情報を選ぶのか、という取捨選択力が鍵になってくるんやと思います。
何が正解か?
よりも、
何を信じたいか? 誰の発信を信じるか?

自分にとって、より最適な情報を選びながら、心地よく、オモロく生きたいものです。
そして、オモロいと選んでもらえる発信をしていこうと思う、今日この頃です。

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