子どもは預かりもの

ダイナミック忍者(@dynamic_ninjya)です。

子どもは天からの授かりものじゃなくて、社会からの預かりもの

ってサッカーの本田圭祐も同じ事ゆーてた。

自分の所有物ではない、という想い。

今は結婚もしてないし、子どももおらんけど、

そういう気持ちで子育てしたいと思う。

社会学者の古市憲寿「保育園義務教育化」を読んで、

更にそう思った。

本書のざっくりした内容としては、

人は集団の中で成長するのだから、自分の子どもだけがレベルアップしてもダメで、

子ども全体がレベルアップしてこそ、社会がより良くなる。

その為にも、幼い頃からの教育は重要である。

また、無償で預けられるという環境を整備することが、

子どもを産もうとする意欲に直結し、少子化の歯止めになる。

義務化するというのは、預けることへの罪悪感をなくす為でもある。

そして、子どもを預けることで、

保育士さんや他の母親との横の繋がりも生まれ、

一人で悩みを抱え込んでしまう母親が減る。

特に、

「女らしさを求める事がセクハラなら、男らしさを求めるのもセクハラ」

という一節が刺さった。

「社会は変わってきたし、変えられる。」

と著者が最後に締めくくっているように、

世の中は常に変化している。

おじいさん、おばぁさんが一緒に住み、

近所のおっさんが叱る。

それは理想なんかも知らんけど、

現状なかなか難しい。

やからこそ、

子どもとそれを取り巻く環境、雰囲気が大事なんやと思う。

子どもは預かりもの、っていうのは

自分の子どもに対してだけでなく、

周りにいる子ども達に対してもそうで、

それは近所の子どもの悪さを叱る、ということではなく

子どもを育てる親、周囲の人への配慮でもある。

専業主婦でもいい、専業主夫でもいい。

働きたい女性は働ける。

たまには保育所に預けて、夫婦で映画に行ける。

そして、結婚してなくてもいい。

結婚してて、子どもがいなくてもいい。

身体的に出来にくい人もいる。

離婚しててもいい。

バツイチとかっていう言い方は、ほんま止めたらええ。

仮面夫婦の方が、よっぽど不健康やと思う。

世間体というのは、自分の意識で変わるもんやとも思うけど、

一人ひとりの目線というか、考え方が変われば

著者の言うように、社会は変わるんやと思う。

国の政策に対して、一般国民があぁだこうだ言うよりも、

まず身近な子どもやお母さん、お父さんに対する見方を変える。

それこそ、理想論なんかも知らんけど、

自分ができること、というのは

法律を変える事じゃなくて、

自分の見方を変える事なんやろう。

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